映画 『ブタがいた教室』 口コミ・レビュー


My wife's handmade pigs for daughter. / MJ/TR (´・ω・)

昨日の夜、金曜ロードショーで 『ブタがいた教室』 が放送されていましたね。この映画は、、黒田恭史さんが書いた 『豚のPちゃんと32人の小学生 命の授業900日』(ミネルヴァ書房) という書籍がベースになっていますが、1993年7月13日に 『今夜は好奇心』 というフジテレビ系の番組の中で紹介されたのが始まりだったようです。実際にあった話と映画とはちょっと違い、本当は900日間にかけて豚を飼育していたそうですが、命の大切さや命を頂くこと考えるという意味では、それほど食い違いは無いように思いました。

ブタがいた教室』のあらすじ

6年2組の担任となった新任教師の星は、子供達に「先生はこのブタを育てて、最後にはみんなで食べようと思います。」と提案します。豚をPちゃんと名付け、最初は戸惑いながらも協力してPちゃんを育てていく子供達。そして、時間が経つにつれ、ペットとして愛着を持つようになり、「食べる」、「食べない」で意見が二分していくことに。はたして、ラストのシーンでPちゃんはどうなってしまうのか・・・。


a sleeping pig / torisan3500

台本がない映画

この、『ブタがいた教室』 では、2種類の台本が用意されていたようです。1つはスタッフ・大人の俳優が使う大人用。もう1つは子役が使う子供用です。大人用の台本には、結末までが書かれていたそうですが、子供用の台本にはセリフも結末も何も掛かれていなかったとのことです。だから、あれだけ演技とは思えない、本当の子供達の気持ちが作品の中に表れていたのですね。賛否両論な映画ではありますが、何が良いとか悪いではなく、一人ひとりが改めて命の大切さを考える、良いきっかけになったのではないかと思いました。


豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日

豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日