内部被ばくしているか検査したい時は



最近、福島原発のニュースを見ていると、とても不安になってきます。だって、本当のことをすべて報道しているように思えないからです。そこで、今回は 『内部被ばく』 についてちょっと調べてみました。そもそも 『内部被ばく』 とは、呼吸、飲食、皮膚を通じて体内に放射性物質を取り込んでしまうことによって被ばくすることを指すようです。

『内部被ばく』したらどうなるのか

体内に入った放射性物質は、その種類によって全身分布されるか、又はいくつかの体の器官や組織に吸収されることがあるようです。具体的にどの放射性物質が、体内のどの部分に影響を与えるかというと、放射性ヨウ素甲状腺ストロンチウム−90は骨、セシウム−137は主に筋肉という感じです。初期症状としては、喉痛み、ドライマウス、鼻血、下痢、軽いせき、微熱、味覚異常、嚥下痛、声がれなどが表れるとのことでした。この症状は、被ばくしてから数ヵ月後に表れることもあるので要注意です。


『内部被ばく』しているか検査したい場合は

内部被ばくしているか検査する方法はいくつかあるようですが、今回は3種類の検査方法をご紹介します。1つ目は、内部汚染を確認するために行う方法で、綿棒などを用いて検査します。2つ目は、体外計測法といい、ホールボディカウンタ、肺モニタ、甲状腺モニタなどの放射線検出器を使って検査します。使用する検出器は、測定する体の部位や、測定を対象とする放射性核種によって変わってくるようです。そして、3つ目は、バイオアッセイといい、ほとんどの場合、便(糞)や尿といった排泄物を採取して検査します。排泄物中の放射性核種は、化学処理により抽出された後に、放射線測定が行われるとのことでした。

これらの検査を行う事により、体内に残留している放射能量や排泄量が想定されれば、内部汚染に伴う被ばく線量が計算できるようです。もしも、検査してみたい場合は、専門の医療機関へ行って検査をするしかないようです。

全国の被ばく医療機関一覧
http://www.remnet.jp/pref/01.html