有珠山の噴火後が見れる散策路

北海道　観光


有珠山 / Kentaro Ohno

２０００年３月。洞爺湖温泉街のすぐ近くにある有珠山が噴火しました。今は、だいぶ落ち着いているようですが、噴火災害の様子は、現在も散策路として保存されています。若干きつい傾斜になっているところもあり、ちょっとした山登りのようになっているので、スニーカーで行った方が良いですね。頂上まで行くのに、結構な距離を歩きますし。

散策路から見える景色

アスファルトのひび割れが生々しかったり、地面が噴火によって盛り上がってしまったせいで、道路標識が埋もれて足元にあったりと、自然の力の凄さが見ているだけで伝わってきます。頂上までいくと、海が広がる絶景を見ることができるので、天気がいい日は気持ちがいいのですが、壊れた建物がそのまま残っている様子が、とても対照的な感じがしてインパクトがありました。散策路は、３ヶ所あって、今の時期はもちろん利用することができますし、冬場でも、洞爺ガイドセンターに連絡して申し出れば、西山火口散策路という所は、開放してくれるようです。

洞爺ガイドセンター　TEL 0142-82-5002

お掛け間違えのないよう、お願いします。


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散策路を歩いていて気付いたこと

噴火によって道路が陥没し、水が溜まって小さな湖のようになっていました。中央付近にあるのは、潰れた白い車です。どんなに世の中が便利になろうとも、人間の力は、自然の力の前には無力なんだということを実感しましたが、同時に、そこから立ち直ってきた復興力の凄さを思い知りました。今回の震災の現場には、僕は直接出向いてはいませんが、被害にあわれたすべての方が、１日も早く普段の日常生活を取り戻すことができるよう、心から祈るとともに、僕自身が協力できることを、一つ一つ継続していきたいと考えています。