アルケミストを読んで

このアルケミストは、『起業する前に、読んでおいたほうがいい。』と、人から勧められて読んだ本でした。今まで様々な成功哲学の本や、成功者が書いた本を読んできましたが、その全ての本質は、アルケミストに集約されていると感じるような、物事の真理に近いことが書かれている良書だと思います。

そもそもアルケミストとは?

アルケミストの内容は、物語調になっています。日本語に訳されている本だということもあって、僕はちょっと読みづらかったです。最初、アルケミストって何?という感じだったので、言葉の意味を調べてみたのですが、ものすごく深い意味があることを知って、ちょっと驚きました。アルケミストとは、直訳すると錬金術師という意味で、元々は、現在の化学の基礎になった、学問を行った人たちのことを言うそうです。僕は今まで、お金を生み出す方法を知っている人達の事を言うと思っていました(笑)アルケミストたちは、万物の基本原理を理解していて、物質の生成までしようとしていたようで、何もないところから、価値のあるものをつくりだす人たちのことをいうようですね。


Success in sight.... / seeveeaar

成功する秘訣はアルケミストの中にあった

普段、起業する準備を進めていくにつれて、色んな方にお会いしたり、様々な出来事が起こったりしますが、その中で、いい意味でも悪い意味でも、影響を受けていくことがあります。そんなときに、アルケミストを読み返すと、「今のこの状態は、アルケミストで例えると、このことかな?」という風に、冷静になれる自分がいます。例えば、何かを決断する時。必ず前兆というか、きっかけのようなことが起こってきますが、これを感じる事ができるかどうかで、大きなチャンスを掴めるかが変わってくるように思いました。また、物語の中では、主人公の男の子が、ピラミッドにある宝物を探しに行くという設定になっているのですが、その宝物を見つけるまでの過程の中に、成功する秘訣がぎっしりつまっていました。ちなみに、僕はアルケミストを読んでから、「こうやったら成功する。」という主旨の本を読まなくなりました。なぜなら、アルケミスト1冊だけで大切なことを十分学べるからです。


アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)