お金のいらない国の魅力


Reading a book at the beach / Simon Cocks

僕は、ほぼ毎日、本を読みます。我ながら、よく次々と読みたい本が見つかるなという感じなのですが、不思議と次々に見つかるのです。そんな中、つい先日読み終わった本で、面白い本がありましたので、ご紹介したいと思います。その本とは・・・

『お金のいらない国  著 長島龍人 地球村出版』

コンパクトなサイズの本で、物語形式になっていますので、普段、本を読まない方でもサクサクと読むことが出来ると思います。とても興味深いタイトルですが、内容も深いです。なんだか、ドラえもんならいつでも連れて行ってくれそうな世界ですが・・・。それはさておき(笑)

お金がなくなると在り方が問われる

お金のいらない世界なんて、つくれるはずがない!!と考える方もいると思いますが、この本を読んでから「本当にそうなのかな?」と考えるようになりました。物を所有することに対する価値観や、働くということに対する価値観。一人ひとりの“その人らしさ”を大切にしあう人間関係。お金のない世界では、これらのバランスが非常にとれている感じがしました。お金がないから、こういうことが可能なのか。いや、お金があってもバランスのとれた世界をつくることは十分に可能なのではないか。そんな風に考えさせてくれる本でした。

お金のない国から見習いたいこと

最近、ニュースをみていて悲しくなるのは、奪う人達の行動と発言です。現在の食糧事情のように、奪い合えば足りなくなりますが、皆が分け合うようにすれば、足りないなんてことにはならないはずです。これだけ豊かで恵まれた日本に生まれて、生きることにこんなにも困難を感じる出来事が起こるだなんて、殆どの人が想像していなかったことと思います。そんな今だからこそ、この『お金のいらない国』を通して、物質的価値観に対する考え方が、より一層変わったような気がします。


お金のいらない国

お金のいらない国